北海道の美味しさを全国に
私は横浜で長く暮らしていましたが、地元の北海道に帰った時に改めて食材の豊富さと美味しさを感じました。これを多くの人に知ってもらおうと、2020年に出前専門の「ピザ屋まえだ」を開業し、お陰様でたくさんのお客様にお届けしています。
その後、通販を要望される方も増え、約2年間の研究を経て冷凍ピザを販売することに至りました。
最大の特長は「生地の美味しさ」です。
地元のブランド小麦「春よ恋」100%で仕上げた食感はモチモチで、耳まで美味しく、冷めても美味しく食べられます。
トマトソースは、地元産の料理用トマトから手作り。トッピング用ミニトマトとハーは、自家菜園で無農薬栽培。その他の野菜はすべて地元で調達し、そのほとんどはファンキー(規格外)野菜。少しでも生産農家さんの苦労に報いたいと思っています。
チーズは、数十種類のゴーダとモッツアレラを試し、具材の美味しさを引き立てる今のブレンドが完成しました。
すべて手作業のため大量生産はできませんが、丹精込めて作ったこのピザをなるべく多くの方に届けたいと思っています。
美味しさを支えるのは北海道士別産ブランド小麦「春よ恋」
この小麦は、全国の有名パン店からの引き合いも多い人気ブランドですが、“超”がつくほどの強力粉でピザ生地にするには扱いの難しい小麦粉です。しかしどうしてもこれだけで作りたいと思い、数知れない試作を重ねて「春よ恋100%」の生地を完成させました。生産農家の皆さんも顔見知りで、とても安心できる原材料なのです。
チーズは味の安定している欧州産
あまり知られていませんが、チーズの味は飼料に影響されて季節ごとにその風味が変わりやすい特性を持っています。そこで製造量の多いドイツとオランダのゴーダとモッツアレラを数十種類試し、季節ごとに微妙にブレンド比率を変えて使用しています。多くのお店よりも塩分を控えめにしていますので、具材の味を引き立てることにもつながっています。
具材はできるだけ手作りで
野菜はもちろん、ベーコンの燻製や照り焼きチキンなど、工房で手作りし使用しています。しかもトッピング(上に載せる)のではなく、チーズの下に置くことで具材そのものの風味を損なわないように工夫しています。またトッピング用ミニトマトやハーブは、自家菜園で無農薬栽培しています。
ピザって若者の食べ物だと思っていましたが、このピザは違いますね。
ピザってパーティーアイテムだと思い込んでいましたが、昼食でも夜食でも気軽に食べられることを知りました。
家に帰っての夕食作りをしたくない時に「ピザにしようか?」と言うと、子供たちが飛び跳ねます。
突然友達が来たときなどに、これが冷凍庫にあるだけで安心です。